エピダヴロスは、ナフプリオンからバスで45分くらい行ったところにある遺跡の町だ。ここは医神アスクレピオスの聖域として繁栄したところだという。4月から看護学生になる私としては、医療に関する神様でもあるので、アスクレピオスとはどんな人だか知らなかったが、とにかく行ってみることにした。
それに、エピダヴロスは、古代からそのままの姿を保つ野外劇場で、古代劇が上演されるため(毎年6月から8月にかけて)、“古代劇のメッカ”としても有名だというのだ。
ナフプリオン10時発のエピダヴロス行きのバスがあったので、それに乗った。行きのバスの中で、隣にペルー人の女性が座り、色々おしゃべりをしながらエピダヴロスへ向かった。
エピダヴロスは、遺跡しかないような町で、森の中にひっそりとあるといった感じだ。静かで落ち着いている。さっそく古代の野外劇場に行ってみた。紀元前4世紀に造られたというのに、ほぼ完全な形で残っている。ギリシアに残る古代劇場の中で、最も保存状態がいいらしい。大きさもかなりあり、観客1万4000人を収容できるとのことだ。
そして、本当にすごいことだと思うのが、劇場の音響効果だ。丘の斜面を利用して観客席が階段状に造られているのだが、舞台で手を打つと、面白いように音が観客席に響くのだ。現在でも古代劇やコンサートが催されているが、私もぜひこのような劇場で、音楽などを味わってみたいと思った。
私が観客席の上のほうの席に座り、ボーっとしていたら、白人の人々のツアーがやってきた。そのツアーのガイドのお姉さんが舞台に立って説明したあと、突然歌を披露してくれた。きっとこの劇場の音響効果を証明するためだったんだろうけど、お姉さんの歌がうまかったせいもあり、観客席に響き渡るその歌声は本当に素晴らしかった。聞いていた観光客みんなが、終わったあと拍手をした。
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