10時間ちょっとしてようやくモスクワに着くのだが、ゆっくりすることはできない。トランジットのために宿泊する人たちは、その手続きをしなければならないからだ。しかし手続きをする場所がどこだかわからず、同じく一人旅で来ていた日本人の女の子とかなり長い間あちこちウロウロしてしまった。
やっと手続きをするカウンターがわかった時には、ほっと一安心。ここでトランジットのための宿泊者は名前をチェックされ、全員ホテルに連れて行かれるのだ。
ロシアに入国するには、本当はビザが必要なのだが、私たちのようにトランジットのためだけに宿泊する人たちは、ビザを取得していない。だからなのか、空港の係員たちは私たちを空港とホテル以外は一歩も外に出さないぞといった対応で、名前を一人一人チェックし、それから全員をまとめて小さなワゴン車につめ、ホテルへと連れて行くのだ。初めての経験だったので、こんなこともとてもドキドキしてしまった。
トランジット用のホテルは、ノボテルホテルというまずまずの高級ホテルで、それは空港の敷地の中にあるのか、本当に空港の建物からはすぐ近くだった。空港の建物の外は、吹雪のような天気だった。モスクワはこの時期、まだまだ冬なのだろう。モスクワをちょっとだけ味わえたような気分になった。
ノボテルホテルに移動する車の中で、私と同じくギリシアへ一人旅するという日本人の大学院の男の子、I君と知り合いになった。たまたま年齢も私と同じで意気投合し、しばらく一緒に行動することとなった。彼は大学院の卒業旅行で来ているのだという。初めての一人旅で緊張していたため、友達が一人できてとても心強かった。特にモスクワのように、何となく黒いイメージがするところでは、なんとも頼もしい感じがした。
他にもトランジットのためのお客は数人いた。10人くらいだったろうか。みんな日本人で、学生らしき若い子が多かった。やっぱりアエロフロートのチケットは安いので、貧乏旅行をする学生が多いようだった。
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