ところで、私は何年も前沢木耕太郎氏の“深夜特急”の本にえらく感動した。旅行好きな人なら、みんなこの本を読んでいるだろう。バイブルみたいなものだ。私はこの本に感銘を受け、私の旅行はかなりこの本の影響を受けているのだ。沢木耕太郎さんが行った国や町に私もいくつも行っている。まるで自分も彼のあとを追うかのように旅行したのだ。そして何十年か前、沢木さんがここであんなことを思っていたのか、沢木さんが食べたのはこれなのか、などと勝手に想像し喜んでいたのだ。
オリンピアにも沢木さんは来ている。この“深夜特急”は何年か前、俳優の大沢たかおさんが主演で、ドキュメンタリードラマ「劇的紀行 深夜特急」がテレビで放送された。もちろん私はこの番組を見た。あまりすべては覚えていないのだが、ギリシアのところはとても印象に残っていたのだ。とてもきれいな景色に、くずれたような遺跡がなんだか寂しくもあり、私のギリシア旅行への思いをかきたてたのだ。
オリンピアではもちろんこのスタジアムも映っていた。そして大沢たかおさんがこのスタジアムを走る場面がとても印象に残っており、私もこのスタジアムに行ったらこっそり走ってみようと思っていたのだ。
オリンピアの遺跡全体には、あまり人がいなかったのにも関わらず、この一番奥のスタジアムには、ちらほら観光客の姿があった。やっぱり古代オリンピックが行なわれていた、というだけで、他の遺跡にくらべわかりやすいからだろうか。数人しかいなかったものの、やはりこの中で走るのはちょっと気が引けたので、ここでも走らずに眺めるだけにしておいた。
後日、ギリシアのあちことで、日本人の大学生の男の子にあった。オリンピアに行った人は、ほとんどがあのスタジアムで走ってきた、と言っていたから、やっぱりみんな考えることは同じだとおかしく思った。
さて、オリンピアの遺跡をのんびり味わい、オリンピアの町に帰ることにした。帰りがけに町のメインストリートを歩いていたら、タクシーの運転手のおじちゃんに色々話し掛けられ、コーヒーを一緒に飲もうだの、踊りに行こうだの色々と誘われた。
でも、女一人旅だったので、かなり用心深くなっていた私はもちろんすべて断る。まっすぐホテルに帰り、日本の友達にはがきを書いた。そしてそれを出しにまた町に出たところ、あの運ちゃんに遭遇。つかまってしまった。
ただ、その場所がとあるオープンカフェの前であり、そこには他にも地元のお兄さんやら旅行者の若いお兄さんやらみんな一緒にいたので、それほど危険ではないだろうと思い、暇だったこともあるので、そこで一緒にお茶をすることにした。
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