メガロ・メテオロン修道院は、メテオラの修道院の中では最大らしく、見た目もとても立派なものだった。巨大な奇岩の上にはりつくように修道院が建っており、その高さは534mもあるという。かなり大きな修道院であり、中には宗教画の部屋、博物館、売店、展望台などもあるのだという。
メテオラに最初に人が住み着きはじめたのは、9世紀頃のことだという。このような異様な光景のところだからか、神との交信を求める修行僧が住み着いたらしい。なるほど、神とも交信できそうな、現実離れした光景だ。
実際、今世紀初頭までは、この奇岩群の上にある修道院に行くために、岩には階段やはしごはなく、人間も必要な物資もすべて滑車につるした網袋だけだったというのだ!ということは、最初の人は岩をロッククライミングみたいによじ登ったのだろうか・・・?
とにかく、写真や映像で見ればわかると思うが、あんなところを滑車で吊り下げられ登っていたなんて、すごいことだ。しかし、なるほどこれなら敵にもなかなか攻められないだろうなといったものだ。こうして、巨大で高い奇岩群の上で、修道士の方々は静かに修行の生活に打ち込んでいたのだろう。
さて、メガロ・メテオロン修道院に入るには、階段を登っていかなければならない。これがまた高くて恐い階段で、高所恐怖症の人はちょっと大変かもしれない。
さすがメテオラの中で最大の修道院らしく、中は色々な施設があった。イコン(宗教画)などは、その他のヨーロッパの絵画などとは雰囲気が違い、いかにもギリシア正教といった感じのものだった(私のイメージだが)。全体的に、古くて重々しくて威厳のある感じの修道院で、今でも修行僧たちが昔と同じ生活を営んでいるというのもあり、とても敬虔な感じのするところであった。
この修道院の中には、かわいらしい庭があり、そこから眺める景色がまた最高だった。メテオラの自然の景色が眺められ、風がとても心地よかった。天気も良かったので、ここでゆっくり美しい景色を眺めていると、とても穏やかで、開放的な平和な気分になったのであった。
他の観光客の人もそのような気分になるのか、世界のあちこちから来ている観光客の人とここで和やかにおしゃべりをした。中には南米から来ているご婦人もいて、色々な人とおしゃべりでき、とても楽しかったことを覚えている。みんな穏やかで明るい表情をしていたのが印象的だった。
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