誘われて入ったオリンピアのオープンカフェでは、みんなと色々な話で盛り上がった。地元のレオナルド・ディカプリオに似たかっこいいお兄さんは、日本に来たことがあるといい、私に日本で撮った写真とかを見せてくれた。
私はこの時、片言の英語でみんなと会話していたのだが、地元のお兄さんに「え〜、君英語しかしゃべれないの?!でも、日本人なら中国語はしゃべれるんだよね?僕も少しは中国語知ってるよ」などと言われた。ヨーロッパの人たちは、数ヶ国語がしゃべれる人は多いのだろう。私は英語だっておぼつかないのに・・・。
とにかく、みんなラテン系で明るくて陽気な人たちだった。メキシコからの旅行者のお兄さんとは、同じ旅行者ということもあり、親近感もわき、話をしていて楽しかった。
そして、ここでタクシーの運ちゃんだけでなく、みんなから色々なお誘いを受けた。今夜どこどこで何かのダンスパーティーがあるから一緒に行こうだの、このあとみんなで飲みに行こうだの・・・。もちろんそういうのは大好きなので、行きたいのは山々だったが、やはり一人旅ということで用心深さが勝ち、後ろ髪を引かれる思いで、それらを断り、一人ホテルに帰るのであった。
もしかしたら、一緒に遊びに行ったところで、それほど危険はなかったのかもしれない。でもその中では女性は私一人だったし、何かあったところで誰も助けてくれないだろうし、付いていった手前文句も言えない。何かあってからでは遅いので、取り越し苦労くらいの用心深さはやはり必要だろう。みんなは夜をおおいに楽しんだのだろうが、私はホテルで静かに年寄りのように休んだ。
明日私はもうオリンピアの町を出発してアテネへ帰るつもりでいた。次はアテネよりも北部にあるメテオラという町に早く行きたかったからだ。
オリンピアの町は、遺跡以外はあまり何もないような小さな町だったので、何日も滞在したら飽きてしまうのかもしれない。でも、私はこの町の美しくて平和な雰囲気がとても気に入ったし、町の人たちの人懐こさや明るさが私を居心地よくしてくれたので、もうちょっとのんびり滞在しても良かったなと思う。
私がオリンピアの町に行った時から、もう8年の年月が過ぎてしまったが、今でもきっとオリンピアの町は変わらず静かできれいなんだろう。またいつか行ってみたい町の一つである。
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