たび猫のギリシャ旅行記

ギリシャ旅行８日目

ギリシャ旅行８日目：オリンピアの町へ

　今日はオリンピアへ行く日だ。昨日バスターミナルAへ行くための路線バスのバス停は確認しておいたが、朝早めにホテルを出発。路線バスに乗る時、どのバスに乗っていいのか少し迷ったが、無事にバスターミナルAのキフィスウ・ターミナルに行き着くことができた。アテネの中心部からやはりちょっと離れていて、そこまでバスで行かなくてはならないというのはなかなか不便だった。

　キフィスウ・ターミナルで、本当にオリンピア行きのバスに乗れるか多少の不安があったものの、それもどうにかこなし、無事にオリンピア行きのチケットを購入。９時30分発のバスに乗ることができた。

　朝、実はお腹の調子が悪く（夕べパスタをがっついたせい？）、こんな調子でオリンピアまで行って大丈夫なのか心配だったが、バスの中でゆっくりすればいいと思い、思い切って出発した。オリンピアに15時30分頃到着、けっこうな長旅であった。

　しかし、なかなかバスの旅も楽しかった。見知らぬ土地の景色を眺めながら進むことができるからだ。特に、ギリシア本土からペロポネソス半島に続くコリントスを通った時、あの有名なコリントス運河をちらりと見ることができ、とても得をした気分となった。心配していたお腹の具合も、いつのまにか良くなっていた。

　さて、オリンピアに着いてすぐ、ホテル探しをした。オリンピアは本当に小さな町なので、長距離バスが着くバス停からはどこに行くのも近かった。とりあえずオリンピアの目抜き通りのプラクシテルス・コンディ通り沿いにホテルを探すことにした。

　プラクシテルス・コンディ通りを端から端まで歩いても、たいしたことのない距離だ。町全体を見渡せるのではないかというような、こじんまりした田舎のかわいらしい町。静かで景色もきれいで、私はすぐにオリンピアの町が気に入ってしまった。アテネの喧騒にうんざりしていから余計かもしれない。

　ガイドブックに、プラクシテルス・コンディ通り沿いにユースホステルが載っていたので、とりあえずそこに行ってみた。町の中心にあって便利だったし、ホテルの中に入ったらドアが開いている部屋もあってのぞいてみたら清潔だった。そのため、ここに宿泊しようと決めたのだが、いくら待っても探してもスタッフがいない。仕方ないので、ユースホステルをあきらめ、近くのこぎれいそうなホテルに行ってみた。一泊5000ドラクマ（2250円）とやや高かったが、良いホテルだったのでそこに宿泊することに決めたのだった。

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