ナフプリオンへは、13時30分頃着いた。ナフプリオンは、オリンピアほど小さくはないが、こじんまりした小さな町だった。町は海に突き出したような小さな岬に広がる旧市街と、その東側の新市街に分れているらしい。観光客にとっての魅力は、どこの町でもだいたいそうだが、やはり旧市街に集中しているらしい。
私もバスを降り、旧市街のほうをウロウロしながら、まずはホテル探しをした。私が行った3月はやはりオフシーズンで、客引きがたくさんいる夏とは違い、バスターミナルで誰も客引きなどしていなかった。11月〜2月の間は、旧市街にある宿はほとんど閉まっているらしい。私が行った3月もそう大差はないだろう。そう思い、あらかじめ地球の歩き方に乗っている“Acropole”というホテルにめぼしをつけて、探すことにした。
Acropoleホテルは、旧市街の入り口にあり、バス停にも近いと書いてあったので、とても便利そうだ。バス停を降りて細い道をウロウロしたが、最初は地理がよくわからずなかなかホテルが見つからなかった。
やっとAcropoleホテルを見つけ、値段交渉。2泊で10000(4500円)ドラクマにしてもらい、ここに泊まることにした。現在のガイドブックには、Wルーム(シャワー・トイレ共同)が1泊50.25ユーロと書いてあるので、私が泊まった時は大分安かった。部屋は清潔で、なかなか居心地の良さそうなところだ。
さっそく荷物を置いて、町の観光に出かけた。町には“パラミディの城跡”という、小山の上にある要塞のような建物がある。旧市街から海を背にして、見上げるようなかっこうである。とても目立つところにあるし、そこからナフプリオンの町と、海を眺めたらとても気持ちいいだろうと思い、登ってみることにした。
しかし、城跡入り口のところまで行ったら、すでに入り口は閉まっていた。14時30分で閉まってしまうらしい。明日またゆっくり出直すことにした。なんでもガイドブックには、“足腰に自信のある人向き”と書いてあっただけあり、山に向かって長〜い階段が続いている。今夜ゆっくり休んで、明日がんばってのぼろう!
城跡入り口のところで、タクシーの運転手のおじさんと出会った。観光客がほとんどいない時期、かなり暇だと見た。私は数少ないこの町の観光客であり、おまけに日本人、多分とても目立ったと思う。すかさずおじさんに話し掛けられた。いかにも人の良さそうなおじさんだった。ちょっと話すだけならいいのだが、おじさんはしきりにお茶を飲みに行こうとか食事に行こうなどと誘ってくる。
犯罪に巻き込まれるのが一番恐い一人旅としては、ひたすらお断りをした。でも、このおじさんはそのくらいでめげるおじさんではなかった。かなり手ごわい。まあ、本当に素朴で人の良さそうなおじさんだったので、他にも人がいるところで会うならいいだろうと思い、近くにあるカフェに入って一緒にお茶をすることにした。
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