朝8時過ぎにホテルを出て、いざパラミディの城跡へ!
標高216mの丘に、1686〜1715年にかけてベネチア人が築いたという要塞である。この要塞は、1800年代のギリシア独立戦争時、トルコ軍に降参するまで15ヶ月もの間包囲されながらなかなか陥落しなかったという。たしかに切り立った岩山のような丘の上にある要塞は、ちょっとやそっとのことでは陥落しなそうなイメージである。
999段あるという階段を登り始めたら、思ったよりもきついことにすぐ気づいた。私はもともと持久力がないほうだ。小さい頃から、マラソンなどの持久力を要するものよりも、短距離走の方がずっと得意だった。すぐ息がぜーぜーしてきて、長い間もたないのだ。小さい頃からそうだったので、20代も半ばになると、よけいにきつかった。
ちょっと登っては休む、ということを繰り返し、かなりの時間をかけて登った。我ながら、まるで息切れの激しい病み上がりの老人みたいだと思うくらい、私の体力はなかった。途中で日本人の女の子が後ろから来て、私を抜かしていった。せっかくの日本人だったのに、話をする余裕さえなかった。
それに階段はとても急で、背丈の低い植物しか生えていないようなごつごつした山なので、振り返れば足下にはナフプリオンの町が見える。怖いくらいだった。やっとの思いで頂上にたどり着いた時は、本当に嬉しかった。
頂上には、ベネチア人の築いたという要塞があり、思ったよりも広かった。要塞は今は廃虚のような感じになっているが、建物自体も大きいので、あちこちをうろうろ見学した。
もちろんパラミディの城跡から眺める、ナフプリオンの町と海の眺めは最高だった。
しばらく休んでから、パラミディの要塞を下り、バス停の近くのカフェで、クッキーと飲み物の朝食をとった。まだまだ朝は早かったので、これから近郊の町エピダヴロスへ足を延ばしてみることにした。
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